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誰も作ったことのない希少糖を自分の手で作り出したい

香川大学国際希少糖研究教育機構 吉原研究室 吉原 明秀助教

希少糖研究の本城…香川大学

香川大学が誇る研究の一つに希少糖についての研究があります。
さて、『希少糖』とは何でしょう。
自然界に存在する単糖(糖質の基本単位)の多くはブドウ糖や果糖で、それとは別にその存在量が少ない単糖のことを希少糖と呼びます。例えば、キシリトールなども希少糖の一つ。現在では約50種類以上の希少糖が発見されています。
ではなぜ、このような研究にスポットが当たっているのでしょうか。
それは、希少糖がブドウ糖などにはない機能を持っているからです。その希少糖の中でもD-アルロース(D-プシコース)やD-アロースは人に対して生理活性作用を示します。つまり、これらの希少糖を摂取することで体に良い作用をもたらしてくれると考えられています。

希少糖研究のお話と三木町での暮らしについて、香川大学国際希少糖研究教育機構の吉原助教にお話をお伺いしました。

香川大学を選び、運命の出会い

吉原さんは、大学受験の際に当時流行していた遺伝子工学などの分野を研究しようと選んだところ、ここ香川大学に行き着きました。
「出身の名古屋からは遠いですが、両親も喜んでいました。」
「大学に入って最初の2年間は授業が多い高松市の中心部に住んでいたのですが、2年の後期からは農学部キャンパスに近い三木町に越してきました。」
そのときに、香川大学の希少糖に運命的に出会ったそうです。

「誰も作ったことのない希少糖を自分の手で作り出したい」

吉原さんの研究は、素材探しから始まります。
「原料としては果糖など自然に多く存在する単糖を使用します。希少糖を作り出すためには、微生物の力を借ります。至る所にいる微生物の中から、希少糖を作り出すことのできる微生物を探すことから始め、次に、希少糖を作る酵素について調べていきます。大量に希少糖を作る場合は、微生物を培養して微生物を増やしていきます。この育て方のプロセスの違いで微生物の作る酵素も変わります。増えた微生物をすり潰したり超音波を当てたりして酵素を取り出します。この酵素を原料である糖に加えることで様々な希少糖を作り出すことが出来ます。」
簡単なステップのように聞こえますが、発見から最終の希少糖の生産までには多くの時間と労力を費やします。ちなみに、作られた希少糖の価格は1gあたり金銭に換算すると数万円以上になるほど貴重だそうです。
研究の目標について尋ねると、「誰も使ったことのない希少糖を自分の手で作り出したい!自分にしか出来ない希少糖を作りたい!」
でも、日頃の研究は地道な作業の繰り返し。
役に立たないかもしれない研究をしてどうするの?と言われることもあるそうですが、「やらないと出来ないし何も前に進まない。だからやり遂げたい。」
研究者魂の一端を垣間見る瞬間でした。

続く後輩たち

希少糖の研究室で学ぶ、二人の学生さんにもお話を聞くことが出来ました。香川県丸亀市出身の松平さん(博士課程)と、滋賀県出身の辻さん(修士課程)。
自然界で唯一希少糖の生産能力のある植物「ズイナ」を研究しています。
ズイナは三木町でも山間部に自生している植物で、ズイナの大量栽培化をめざし日々研究に励まれています。

お二人には三木町での暮らしぶりもお聞きしました。
「静かでゆったりとした町で、研究に没頭するにはとても適した環境です。でも、禁欲的でもなく週末には研究生のタイやインドネシアの留学生たちといっしょに居酒屋やごはん屋さんに行って楽しんでいますよ。」
「不便なところがなく、しかものんびり暮らせる三木町が好きです。」
研究と余暇のバランスのとれた三木町での暮らしに若い研究者たちも満足です。

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